はじめに
特定のユーザーに監視に必要な権限を付与します。
ここでは、以下の要件で設定します。
- Zabbixの管理コンソールは使用するが、設定変更させない。
- 特定のホストのみ監視内容をチェックする。
- アラートメールを送る。
検証環境
Server:3.0.7
Agent:3.0.4
操作手順
監視の権限付与は以下の設定が必要です。
- ユーザーグループの作成
- ユーザーの作成
- ホストグループの作成
- アクションの作成
ホストの登録、アイテムの作成、トリガーの作成、メールの通知設定も必要です。
こちらは、各リンク先をご覧下さい。
ユーザーグループの作成
- [管理]-[ユーザーグループ]をクリックします。
- [ユーザーグループの作成]ボタンをクリックします。
- 以下の通り設定します。
グループ名:任意に入力(ここでは、UserGroup01とする)
ユーザー:未選択(後ほど設定する)
※その他の項目はデフォルトで良い。 - 権限タブをクリックします。
- 読込専用の[追加]ボタンをクリックします。
- HostGroup01にチェックを入れて、[選択]ボタンをクリックします。
- [追加]ボタンをクリックします。
ユーザーの作成
- [管理]-[ユーザー]をクリックします。
- [ユーザーの作成]ボタンをクリックします。
- 以下の通り設定します。
エイリアス:任意に入力(ここでは、user01とする)
名前:任意に入力
名字:任意に入力
グループ:UserGroup01
パスワード:任意に入力
パスワード(確認):任意に入力
言語:日本語(ja_JP)
※その他の項目はデフォルトで良い。 - メディアタブをクリックします。
- 新規リンクをクリックします。
- 送信先にアラートメールを送信したいメールlアドレスを入力します。
- [追加]ボタンをクリックします。
- [追加]ボタンをクリックします。
ホストグループの作成
- [設定]-[ホストグループ]をクリックします。
- [ホストグループの作成]ボタンをクリックします。
- 以下の通り設定します。
グループ名:任意に入力(ここでは、HostGroup01とする)
ホスト:ホストを任意に追加
(ここでは、すでにホストとして登録済みのWindows2003とWindows2003-2を追加) - [追加]ボタンをクリックします。
アクションの作成
- [設定]-[アクション]をクリックします。
- [アクションの作成]ボタンをクリックします。
- 以下の通り設定します。
名前:任意に入力(ここでは、Action01とする)
デフォルトの件名:任意に入力(ここではデフォルトのまま使用)
デフォルトのメッセージ:任意に入力(ここではデフォルトのまま使用)
リカバリメッセージ:チェックを入れる
有効:チェックを入れる - アクションの実行条件タブをクリックします。
- 以下の通り設定します。
計算のタイプ:And/Or
アクションの実行条件:
メンテナンスの状態 期間外 メンテナンス(これはデフォルトのまま使用)
トリガーの値 = 障害(これはデフォルトのまま使用)
トリガーの深刻度 >= 軽度の障害(追加)
ホストグループ = HostGroup01 - アクションの実行内容タブをクリックします。
- 以下の通り設定します。
デフォルトのアクション実行ステップの間隔:60
実行内容の詳細:
ステップ:1-1
ステップの間隔:0
実行内容のタイプ:メッセージの送信
ユーザーグループに送信:なし
ユーザーに送信:user01
次のメディアのみ使用:Email
※その他の項目はデフォルトで良い。 - [追加]リンクをクリックします。
- [追加]ボタンをクリックします。
以上の設定で、user01にはWindows2003とWindows2003-2の監視が可能となりました。
また、権限は読み込み専用で、設定変更は不可となっています。