はじめに
トリガーとは、「引き起こす」や「作動させる」などの意味を持つ英単語です。
Zabbixではきっかけになる出来事と認識して下さい。具体的には、ハード障害が発生した、リソース不足が発生した、などの事象を指します。
ここではCPU使用率が70パーセントを超えたらアラートをだすようにします。
環境
OS:CentOS 8.2.2004
Apache:2.4.37
PHP:7.2.25
MariaDB:10.3.17
Zabbix Server:5.0.2
Zabbix Agent:5.0.2
操作手順
Zabbixの管理コンソールにサインインします。
画面左上のメニューから、[設定]-[ホスト]をクリックします。
「Windows2019」の「トリガー」をクリックします。
右上の「トリガーの作成」ボタンをクリックします。
トリガーの作成画面では、監視したい項目に合わせて設定します。
名前:CPU使用率
深刻度:警告
条件式:{Windows2019:system.cpu.util[,system,avg1].last()}>70
条件式は、「Windows2019のサーバでCPU使用率が70パーセントを超えた時」という意味です。
「追加」ボタンをクリックします。
動作確認
トリガーを設定したホスト(今回はWindows2019)で、CPUの負荷を上げます。
Windowsは、Windows Sysinternals製ツール「CPU STRES」などを使用して下さい。
Linuxは、stressコマンドを使用して下さい。
CPU使用率が70パーセントを超えたら数分待ちます。
[ダッシュボード]をクリックします。CPU使用率の閾値超えアラートが検知できました。