はじめに
Zabbixには、よく使用される監視情報がテンプレートとして提供されています。ホストにテンプレートをリンクするだけで簡単に監視を始めることができます。ここでは、死活監視(Ping監視)のテンプレートをリンクする方法についてまとめています。
環境
OS:CentOS 8.2.2004
Apache:2.4.37
PHP:7.2.25
MariaDB:10.3.17
Zabbix Server:5.0.2
Zabbix Agent:5.0.2
操作手順
Zabbixの管理コンソールにサインインします。
[設定]-[ホスト]をクリックします。
任意のホストをクリックします。
「テンプレート」をクリックします。
「選択」ボタンをクリックします。
ホストグループを「Templates/Modules」にします。
「Template Module ICMP Ping」にチェックを入れ、「選択」ボタンをクリックします。
「追加」リンクをクリックします。
テンプレートとのリンク欄に「Template Module ICMP Ping」が追加されたことを確認し、「更新」ボタンをクリックします。選択したテンプレートがリンクされていることを確認します。
これで死活監視ができるようになりました。
動作確認
[監視データ]-[最新データ]をクリックします。
ホスト欄の「選択」ボタンをクリックし、テンプレートをリンクしたホストを選択します。
(ここでは、「WindowsServer2019」です)
「適用」ボタンをクリックします。
3つの項目が確認できます。
ICMP loss:パケットロス率。通常は0パーセント。
ICMP ping:Pingの応答があれば1、なければ0になる。
ICMP response time:Pingの応答時間