はじめに
Zabbix Agentのインストール方法についてまとめています。
ダウンロード
Zabbixのサイトにアクセスし、環境に合わせたAgentファイルをダウンロードします。
インストール
Windows
Windows Server 2019へインストールします。
ダウンロードしたAgentファイルを実行します。
Configurationの画面では、以下を参考にして設定します。
パラメータ | 内容 |
---|---|
Host name | 自身のホスト名を入力 |
Zabbix server IP/DNS | ZabbixサーバーのIP / DNSを入力 |
Agent listen port | エージェントリスンポートを入力(デフォルトでは10050) |
Server or Proxy for active | アクティブなエージェントチェックのためにZabbixサーバー/プロキシのIP / DNSを入力 |
Remote command | リモートコマンドを有効にする場合、チェックを入れる |
Enable PSK | ZabbixサーバとAgent間の通信を暗号化する場合、チェックを入れる |
Add agent location to the PATH | エージェントのパスをPATH変数に追加する場合、チェックを入れる |
管理人の環境では以下にしています。
あとはデフォルトのまま進めてインストールを完了します。
Linux
CentOS7.8へインストールします。
リポジトリを登録します。
# yum -y install epel-release
# yum -y install https://repo.zabbix.com/zabbix/5.0/rhel/8/x86_64/zabbix-release-5.0-1.el8.noarch.rpm
Zabbix Agentをインストールします。Agentは最新バージョンになります。
# yum -y install zabbix-agent
特定バージョン(4.0.23など)のAgentをインストールすることも可能です。
# yum -y install epel-release
# yum install -y https://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/rhel/7/x86_64/zabbix-agent-4.0.23-1.el7.x86_64.rpm
# yum -y install zabbix-agent-4.0.23
Zabbix Agentの設定ファイルを修正します。
# vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf
以下の項目の値を設定します。
Server:ZabbixサーバのIPアドレスを入力
ServerActive:ZabbixサーバのIPアドレスを入力
Hostname:ホスト名を入力
サービスの自動起動を有効にしサービスを起動します。
# systemctl enable --now zabbix-agent
Firewallで10050ポートを開放します。
# firewall-cmd --permanent --add-port=10050/tcp
# firewall-cmd --reload
Firewallの設定を確認しておきましょう
# firewall-cmd --list-all
public (active)
target: default
icmp-block-inversion: no
interfaces: ens33
sources:
services: dhcpv6-client ssh
ports: 10050/tcp
protocols:
masquerade: no
forward-ports:
source-ports:
icmp-blocks:
rich rules: