接続構成
水色の点線は、ロールオーバーケーブルです。
コマンド
clock rate [クロックレート値(bps)]
クロックレートを設定します。
通常、ルータはDTE端末となり、通信事業者側からクロック供給が行われて同期をとっています。しかし、ラボ環境などでルータをシリアルケーブルでバックツーバック接続する場合は、一方のルータに擬似的にDCEの役割をさせるためにクロックレートを設定する必要があります。
このコマンドは、シリアルケーブルのDCE側のコネクタが接続されているシリアルインタフェース上で設定を行います。また、インターフェースがDCEかどうか調べるには、「show controllers」コマンドを使用します。
Router#sh controllers
Interface Serial0/0
Hardware is PowerQUICC MPC860
DTE V.35 TX and RX clocks detected.
Router#sh controllers
Interface Serial0/0
Hardware is PowerQUICC MPC860
DCE V.35, no clock
サンプル
Router(config)#int s0/0
Router(config-line)#clock rate 64000