GNS3の仮想ルータをインターネットに接続する(自宅環境)

GNS3の仮想ルータをインターネットに接続する(自宅環境編)

はじめに

仮想ルータを外部ネットワーク(インターネット)に接続する方法をまとめています。

環境

ブロードバンドルータはDHCP機能を搭載しており、PCにIPアドレスを自動で割り当てているものとします。
gns3-internet-05.png

 

GNS3 VMの設定はデフォルトのままで問題ありません。
念のため、ネットワークアダプタの設定を確認しておきましょう。
GNS3の仮想ルータをインターネットに接続する(自宅環境)

 

GNS3の仮想ルータをインターネットに接続する(自宅環境)

手順

GNS3を起動します。
プロジェクトを作成し、NATとルータをマッピングします。
GNS3の仮想ルータをインターネットに接続する(自宅環境)

 

ルータを設定します。

R1#conf t
R1(config)#int fa0/0
R1(config-if)#ip add dhcp
R1(config-if)#shut
R1(config-if)#no shut
R1(config-if)#end

 

DHCPの状態を確認します。

R1#sh dhcp lease
Temp IP addr: 192.168.188.136 for peer on Interface: Ethernet0/0
IPが割り当てられました。
Temp sub net mask: 255.255.255.0
DHCP Lease server: 192.168.188.254, state: 5 Bound
DHCP transaction id: 106E
Lease: 1800 secs, Renewal: 900 secs, Rebind: 1575 secs
Temp default-gateway addr: 192.168.188.2
Next timer fires after: 00:14:58
Retry count: 0 Client-ID: cisco-c801.33f0.0000-Et0/0
Client-ID hex dump: 636973636F2D633830312E333366302E
303030302D4574302F30
Hostname: R1

動作確認

疎通テストを実施します。

R1#ping 8.8.8.8 ←Google Public DNSです。

 

Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 8.8.8.8, timeout is 2 seconds:
.!!!! ←疎通OKです。
Success rate is 80 percent (4/5), round-trip min/avg/max = 20/28/40 ms

 

これで仮想ルータはインターネットに接続できました。

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