管理人のCCNP合格体験記
【受験科目】
TSHOOT(300-135)
【受験日】
2017年3月
【取得点】
987点
【受験回数】
3回目
【使用テキスト】
なし
【利用したサイト】
ping-t
networktut
【試験内容】
MCQ(多項選択式の問題のこと):6問
シナリオ:2問(EIGRP/OSPF/Switch/HSRPからランダム)今回はEIGRPとOSPFでした。
トラブルチケット:13問(IPv4が10問/IPv6が3問)
【受験者へのアドバイス】
お恥ずかしながら3回目の受験でやっと合格・・・orz
他のサイトの合格体験記では、
合格した結果しか書かれていないことが多く、
これから受験しようと思う方には失敗談を聞きたいと思います。
そこで、管理人がやってしまった失敗、
そして、その後どうやって勉強して合格したのかを包み隠さず公開しようと思います。
一部、ヤバイ情報があるかも知れません。
このボーダーラインはけっこう微妙なところがあるので、
ギリギリを目指して受験者に有益な情報を発信します。
まず、最初の失敗談です。
1回目の受験では、国内のサイトからいろいろな情報を収集しました。
ポイントは以下の通り。
・CBTの試験
-MCQ:6問
-シナリオ:2問(EIGRP/OSPF/Switch/HSRPからランダム)
-トラブルチケット:13問(IPv4が10問/IPv6が3問)
・一度回答して次に進むと前の問題に戻ることができない。
・トラブルチケットの問題は解くのに時間がかかる
(1問あたり長くても10分以内が目安)
・試験時間は120分
・合格点は846点以上(1000点満点)
・受験費用は、\36,000
試験対策は、Ping-tのプレミアムコンテンツです。
ここで繰り返し勉強しました。
問題を解きながら解説を読み、勉強不足を感じたら他のサイトで詳しく調べました。
TSHOOTの試験は、配点が大きいトラブルチケットの問題で
確実に点数をとれるかどうかで合否が決まってきます。
トラブルチケットの問題は、障害の内容と3つの質問で構成されています。
「PCからWebサーバに通信できない。どうすれば通信できるか?」
1)問題の機器はどれか?(ルータ/スイッチなど)
2)使用されているテクノロジーはどれか?(BGP/OSPF/ACLなど)
3)解決方法は?
問題の解き方は、PCから各ネットワーク機器にPingで応答の有無を確認します。
どこまで疎通できるかを確認し、怪しい機器のConfigをチェックしていきます。
ただ、これだと時間がかかりすぎます。
PCからWebサーバの間にスイッチやルータが合計8台あるからです。
しかも、本番試験のシミュレーターにはバグがあります。
所詮シミュレーターなので、実機を使用した環境を完全に再現できていません。
Configをじっくり読み解くと複数の設定ミスがあったり、
スイッチやルータからのPing結果がおかしかったり、
一部のshowコマンドが使用できなかったりします。
そこで私は考えました。
先に解決方法の選択肢を見たら問題機器を早く特定できるのではないか?
実はPing-tのプレミアムコンテンツでは、実際の試験とよく似た問題がでます。
答えを覚えていたらすぐに解けるのではないかと考えたのです。
「よし、この方法でいこう!」
そう決めて試験勉強を続けました。
そして受験日当日。
解決方法の選択肢から答えを導き出す方法で挑みました。
【1問目】
トラブルチケットの問題は必ず障害の内容と3つの質問があります。
「PCからWebサーバに通信できない。どうすれば通信できるか?」
1)問題の機器はどれか?(ルータ/スイッチなど)
2)使用されているテクノロジーはどれか?(BGP/OSPF/ACLなど)
3)解決方法は?
とにかく、3)の解決方法の選択肢を先に見る必要があります。
1) と 2) は適当に一番上を選択しました。
(トラブルチケットの2問目に進む前であれば修正ができるため)
3)の解決方法の選択肢はPing-tで見たことがあり、実際に解いたことがある問題でした。
この問題の解決方法はこれ、
テクノロジーはこれ、
問題の機器はこれ。
もう、問題を覚えていたので即答しました。
一応、Configもチェックしよう、と思い設定ミスの場所を探したところ・・・
ん?
Configにミスが見つからない。何で?
あれ、どういうこと?
何度、Configを見直してもミスが見つからない。
あっ、20分も時間を使った。もう駄目だ。最初にチェックした回答でいこう。
【2問目】
先に解決方法の選択肢を見るため、
1) と 2) は適当に選択しました。
おっ、この解決方法の選択肢も見たことあるぞ。
この問題の解決方法はこれ、
テクノロジーはこれ、
問題の機器はこれ、
よし、今度こそ完璧。
Configのチェック。
あれ~またしてもConfigに問題がないぞ。
どうなっているんだ?
わけわからん。次の問題だ。
【3問目、4問目】
1) と 2) は適当に回答し、3)の解決方法の選択肢を見ました。
この解決方法の選択肢も見たことあるな。
この問題の解決方法はこれ、
テクノロジーはこれ、
問題の機器はこれ。
続けて、Configのチェック。
「・・・」
Configに問題なし。
この試験、おかしくね?
【5問目】
1) と 2) は適当に回答し、3)の解決方法の選択肢を見ました。
あれ、解決方法の選択肢が1問目と一緒じゃん。
何で?
「・・・・・」
顔が青ざめる。
まさか、1) と 2)で選んだ回答によって解決方法の選択肢が変わるのでは・・・
はい、その通りでした。
選んだ選択肢によって次の質問の選択肢が異なることに気づかなかったのです。
Ciscoの試験用デモサイトやPing-tのプレミアムコンテンツ問題は、
選択肢が必ず固定だったため勘違いをしてしまったのです。
配点が大きいトラブルチケットでいきなり4問も不正解では合格は無理です。
こうして1回目の受験は失敗に終わりました。
教訓
とんでもない勘違いを防ぐためにも、リアルに受験した人の話を聞こう。
2回めの受験です。
今度は合格するため、数ヶ月間、勉強し直して試験に挑みました。
Ping-tのプレミアムコンテンツ問題もすべて金になるまでやりこんだので自信はありました。
そして、受験日当日。
PCからPingをうって原因箇所を絞り込んでいきました。
このあたりの機器が怪しいな。
Configをチェック。
ん~ミスはないな。
こっちの機器のConfigをチェック。
あれ、設定ミスが2つあるぞ?
この設定だと、Pingはここまでしか通らないはずなのにどうなっているんだ?
PCから tracert コマンドを使ってみるか。
tracert コマンドをうったところ、使用禁止にされていました。 ┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
まあ、いいさ。
スイッチやルータから traceroute コマンドを使うさ。
PCと同じく、使用禁止にされていました。 (((;´Д`)ノ″チョットチョット・・・
拡張Pingを使ってやる!
使用禁止にされていました。 (*`Д´)っ))ナンデヤネンッ!!
スイッチやルータからPingを打った結果と、PCからのPing結果、
各機器のConfigを照らし合わせると結果がどう考えてもおかしい。
この時、理解しました。
シミュレーターは、実機の動作を確実に再現できていない。
所詮、シミュレーターなので、出題者が意図した問題の解き方に沿っていないと解けない問題がある。
こうしてまたしても不合格という苦渋を味わうことになったのです。
教訓
シミュレーターはバグあり。トラブルチケット問題の解き方を理解しておこう。
3回目の受験です。
2度あることは3度あるではなく、3度めの正直で合格したいと思います。
まず、不合格になる原因を探っていくことにしました。
これまでさんざん勉強してきたので、知識レベルは十分合格ラインに達していると思っています。
シミュレーターのバグについては、どうしようもありません。
ここは割り切るしかないでしょう。
合格体験記を見ていると、1000点満点で合格したという投稿を見ることがあります。
全問正解。
天才的な頭脳をもったエリートや血の滲むような努力をして1000点満点を勝ち取った人もいるでしょうが、
普通に考えると、何かあるなと考えるほうが自然です。
つまり、本番試験とほぼ同様の問題集があるということ。
ただ、TSHOOTは、単純に暗記すれば解けるという問題ではありません。
トラブルチケットは、問題のパターンが同じなので、原因を切り分けていく作業が必要です。
ということは、その方法まで書かれた情報があるということです。
ここでピン!ときました。
あのサイトか。
当初、CCNPに合格するために情報収集していた時、海外サイトの情報を得ました。
私は英語ができないため、適当に流し読みしていましたが、
あのサイトこそが、1000点満点も可能な情報を提供しているサイトだったのです。
そのサイトが、networktutです。
Premium Membershipになり、問題集を完璧に解ければ合格できます。
ちなみにPremium Membershipにならなくても問題と答えを見ることができますが、
Premium Membershipになると本番試験と類似したシミュレーターを使用することができます。
1ヶ月で約1,000円です。
ぜひ効果的に勉強して合格を勝ち取って下さい。